Facebookは動画、Twitterはリアルタイム。FacebookとTwitterで必要とされるコンテンツ4つの違い
2015/11/05日Facebookの情報を更新。
ソーシャルメディア運用の中で、FacebookとTwitterの両方運用することがあると思います。
この2つはユーザー層が異なるため、両方に同じような投稿をしていても片方は反響があるのに、もう片方は全く何も反響がないといった現象が起こる事があります。
この記事ではFacebookとTwitterそれぞれに向いているコンテンツとその使い方を説明します。
動画コンテンツの投稿はFacebook
動画コンテンツは、テキストコンテンツに比べクリック数が増える傾向にあります。クリックされやすいのは 動画 > 画像 > テキスト の順番です。
動画はFacebookのフィードを読み進める中で自動再生するため、気づいたら動画に見入っていた人も多いかと思います。
Facebookの動画再生回数(デスクトップ上)は2014年7月に、YouTubeの113億回を超え123億回と上回っています(※1)。今世界で最も閲覧される動画配信サイトの1つといっても過言ではありません。
2015年11月時点では1日のビデオ視聴が80億回(3秒見ただけで1回とカウントされる)に達しており飛躍的にFacebookの動画シェアが伸びています。
そのため動画で潜在顧客の心をつかむにはFacebookが最適です。
Twitterも2015年6月に20秒までの動画を投稿できる機能を追加しましたが、まだFacebook程の認知度には至っていません。
リアルタイムな情報ならTwitter
最新情報の検索機能が充実しているのはTwitterです。検索エンジンYahooのリアルタイム検索ではTwitter上のやり取りが言葉のままリアルタイムに流れます。
Twitterも過去情報を表示するようになりましたが、少し進めるとフィルタリングされていない最新のタイムラインを見ることができます。
これに対しFacebookは時系列に表示されていません。
エッジランクというアルゴリズムに基づいて表示されており、投稿からの経過時間、投稿者との親密度、投稿内容へのリアクション回数などの複数要素から表示内容を決定されます。そのためあなたの投稿が友達やファンに届いていない事があります。
テレビ番組やスポーツの試合結果、コンサート後の情報などリアルタイム性が高いコンテンツを配信するならTwitterが向いています。
ユーザー属性に合わせたビジネスユースならFacebook
2015年11月5日時点、Facebookの月間アクティブユーザー数は15億5,000万人、毎日のアクティブユーザー数が10億人に達しています。(※2)
そしてFacebookはこの15億人のユーザーデータベースを保有しており、毎日10億人の情報が更新されています。Facebookページ「インサイト」では、どのような属性のユーザーがページを訪問しているのかを細かく見ることが出来ます。
以下インサイトで閲覧できるデータの一部です。
- いいね!数
- アクセス数
- ファンのオンライン時間
- 動画再生数
- ファン性別、年齢層、所属国、使用語
- 公開済み投稿のリーチ数、いいね!数の一覧
これらのデータを基に人気コンテンツの分析や、Facebook内での広告出稿など行えます。ユーザー属性に合わせたアプローチを行いやすいのが特徴です。
Twitterにも分析機能のTwitterアナリティクスが追加されましたが、まだFacebookほどの認知度がありません。
ソーシャルゲームなど匿名での関係性での利用にはTwitter
Twitterはオンラインゲームやソーシャルゲームなどのゲーム友達と一緒に遊ぶのに人気で良く利用されています。
Facebookは基本的に1人1アカウントですが、Twitterは1人で複数アカウントを利用しているケースが多く、Twitter公式アプリでユーザーの切り替えが簡単にできるようになっています。
ゲームタイトル毎にハッシュタグ(#)が固定されており、ゲーム外でのコミュニティ・ユーザーグループの形成に利用されています。
ソーシャルゲームでのTwitterを使ったプロモーション事例はとても多く、プレスリリースサイトやGoogleNewsを「ソーシャルゲーム Twitter」で検索すると活発に利用されている様子を実感できると思います。
Facebookにもハッシュタグがありますが、利用している人はあまり多くないようです。
どのように利用されているのか見てみると、TwitterとInstgramのようにタグを多用するSNSとの連携で自動投稿されたと思われるポストが目立ちます。
2つの違いをまとめると
Facebookには個人との結びつきが強い関係性を大事にしたコンテンツが向いており、Twitterには短時間でメリットや利益を直接受け取れるようなお手軽なプロモーション用コンテンツが向いています。
そのため両方に同じコンテンツを配信するよりも、Facebook用Twitter用とコンテンツを使い分ける方がユーザーに好まれます。
引用・参考情報
※1. Facebook Overtakes YouTube In Desktop Video Views
In an interview with AOL, comScore co-founder Gian Fulgoni revealed that Facebook passed YouTube for desktop video views in August 2014, serving 12.3 billion views to YouTuber’s 11.3 billion.
※2. http://techcrunch.com/2015/11/04/facebook-earnings-q3-2015/
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