GoogleAnalyticsでコンテンツマーケティングを測定その2。参照サイト経由でのアクセス。

この記事は前回の説明したGoogleAnalyticsでコンテンツマーケティングを測定その1。検索エンジン経由の続きです。

コンテンツマーケティングを行っているオウンドメディアの流入経路は大まかに以下の3つに分類できます。

  1. 検索エンジン経由のオーガニック検索(主にGoogleかYahoo)
    • SEO対策が影響
    • 新規顧客の獲得に貢献
  2. 参照サイト経由でのアクセス(メディアからの流入)
    • メディアへの露出が影響
    • ブランド認知に貢献
  3. ダイレクトアクセス(ブックマークやお気に入りからの流入)
    • エンゲージメントが関係
    • 顧客との接点増加に貢献

流入経路によって必要な集客対策が異なります。また効果測定を行うポイントも異なります。

この記事では上記3つの中の2つ目、参照サイト経由でのアクセス(メディアからの流入)を効果測定する方法を説明します。

参照元とメディア別の流入数を把握する

Google Analyticsを開いて、左メニューから「集客>全てのトラフィック>参照元/メディア」でメディア別の流入数ページが表示されます。

img1

先頭が「google / organic」とGoogle検索を経由してサイトに訪問している事が分かります。この / の後ろが「メディア」です。

この参照元とメディアの関係はGoogle Analyticsヘルプの参照元 / メディアをご確認下さい。

どのようなメディアが定義されているのか分かればレポートの内容を読み取り易くなりますので、標準で定義されているメディア一覧を列挙します。

  • (not set) – ノーリファラー
  • (none) – ノーリファラー
  • organic – オーガニック検索(GoogleやYahooの検索)
  • referral – 参照元サイト
  • email – メール
  • cpc -有料検索
  • ppc -有料検索
  • paidsearch -有料検索
  • cpv -他の広告
  • cpa -他の広告
  • cpp -他の広告
  • social -ソーシャル
  • social-network -ソーシャル
  • social-media -ソーシャル
  • sm -ソーシャル
  • social network -ソーシャル
  • social media -ソーシャル
  • display – ディスプレイ
  • cpm – ディスプレイ
  • banner – ディスプレイ

円グラフにして割合を見やすくする

数字の羅列だと少し分かり辛いですね。円グラフにすると流入数とその割合が一目で分かります。絞り込み条件の右隣にある円グラフ記号を押すと円グラフになります。

img2

円グラフにすると、どのメディアからの流入が多いのか分かり易くなりました。

参照元サイトからどのページを見られているのか確認する

検索エンジン経由やソーシャルメディア経由でどのページが参照されているのかを確認する方法を説明します。

左メニューから「集客>全てのトラフィック>参照元/メディア」でメディア別の流入数ページを開きます。

調査したい「参照元 / メディア」名をクリックします。

img3

すると「参照元 / メディア」の詳細画面に進みました。ここにセカンダリディメンションでランディングページを表示します。

img4

セカンダリディメンションの選択BOXが開きました。「行動>ランディングページ」を選択します。入力BOXに「ランディング」と入力すると見つけやすいです。

img5

参照元サイトに限定したランディングページが一覧になりました。参照サイト経由でどのページが多く見られているのか確認できます。

img6

画像のキャプチャではgoogleになっていますが、これをTwitterやFacebookにするとソーシャルメディア経由でどのページが見られているのかを確認できます。

完全なリファラー(参照元URL)の表示

参照元サイトの特定ができました。次に参照元サイトのどのページから誘導されたのかを確認します。

左メニューから「集客>全てのトラフィック>参照サイト」で参照元一覧ページを開きます。

img7

次にセカンダリディメンションに「完全なリファラー」を指定します。これで参照元サイトのどのページからサイトに訪問したのかを確認できます。

img8

完全なリファラーにページのURLが入っていますね。URLを開いてページ内容を確認するとユーザーがどのような紹介によってサイトに訪問したのか分かります。

参照経由のユーザーをリピートできているのか確認する

参照サイト経由でアクセスしたユーザーが、その後に再訪問してくれたのか、リピーターになってくれたのかを確認します。

セグメントを「参照トラフィック」に限定します。レポート上部に表示されているセグメイン欄を押すとセグメント選択画面に進みます。

img9

セグメント選択画面のメニューから「システム>参照トラフィック」を選択します。合わせて標準で選択されているセグメントの「すべてのセッション」を削除します。

img10

セグメントを参照サイト経由に限定しました。次に「ユーザー>コホート分析」を開きます。表示条件を以下に設定しました。

  • コホートサイズ
    • 週別
  • 期間
    • 12週

参照サイト経由で訪問したユーザーがどれだけの期間維持されているのか分かります。

img11

ラインチャートの下のテーブルは開始週別のユーザー維持率です。このサンプル画像を作るのに利用しているサイトは99.5%のユーザーを維持できていない事が分かります。

img12

ソーシャルメディア経由のアクセスを把握する

Google AnalyticsにはTwitterやFacebook等のソーシャルメディアからアクセスに特化したページが準備されています。

左メニューから「集客>ソーシャル>サマリー」を開くとソーシャルネットワーク別のセッション数が表示されます。

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ソーシャルネットワーク名のリンクを押すと、各ソーシャルネットワークの流入ページ詳細に進みます。

img15

これでソーシャルメディアで共有されたURL経由での流入数が確認できました。

参照サイト経由でのアクセス(他メディアからの流入)の効果測定をする

GoogleAnalyticsを使った参照サイト経由での測定ポイントを説明しました。

メディアで取り上げられた、紹介してもらった際にどのぐらい効果があったのか、具体的にどのページが良かったのかを把握できるようになります。

次回はダイレクトアクセス(直接訪問)を説明予定です。お楽しみに。

スクリプタ分析ツールの紹介

スクリプタサービスの一環として、GoogleAnalyticsに連動したオウンドメディアのコンテンツマーケティング分析に特化したツールを開発し提供しています。無料で使えますのでアカウント登録をしてお試し下さい。

http://a.scripta.jp/

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この記事で紹介した参照サイト経由と他経路を比べて、どの経路が効果のあったのかを一目で把握できるレポートページもあります。

 


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